【書評】プロセス(過程)になぜ価値が出るのか?「プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる」 尾原和啓

こんにちは

 

今回紹介する1冊は

 

「プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる」 尾原和啓

 

”プロセスエコノミー” 聞きなじみのない言葉ですよね。

 

本書では、ネットの歴史と最先端を見続けてきた著者が「プロセスエコノミー」という新しい概念を分かりやすく紹介しています。

 

なぜプロセスに価値が生まれているのか?

また、どうして”良いもの”を作るだけでは売れなくなっているのか?

 

本書では、今までの”良いもの”を売って稼いでいた時代から、「プロセスエコノミー」が重要視されるようになった時代背景など事細かに書かれています。

そして、身近にある「プロセスエコノミー」についても紹介されています。

 

この記事では、本書を読んで特に参考になった点を3つ紹介します。

 

 

 

プロセスエコノミーとは何か

 

まず、プロセスエコノミーとは何か?

簡単に言うと、「プロセス」自体を売ることです。

 

では、従来は何を売っていたのか?

それは「アウトプット(完成型)」です。

簡単に言うと、出来上がった製品を売るという極めて一般的な商売のことですね。

本書ではこれを「アウトプットエコノミー」と呼んでいます。

 

世の中に出回っているものの大半が「アウトプット(完成型)」を売っているものではないでしょうか?

ところが、現代では従来の「アウトプットエコノミー」では差別化が難しくなっており、稼ぎにくくなっているのです。

 

そこで登場した新しい稼ぎ方の概念が「プロセスエコノミー」なのです。

「プロセス」に価値を見いだして、それを売っていきます。

 

では、どうして「プロセス」を売ることに価値が出てくるのかについて次の項目で説明します。

 

 

なぜ「プロセス」に価値が出るのか

 

先ほどの項目で「アウトプットエコノミー」では差別化が難しくなっていると紹介しました。

 

なぜ、そのようなことが起こっているのでしょうか?

本書では次のように書かれています。

 

インターネットによって一瞬で情報が行き渡って、一瞬でコピーできるようになったので、どれもこれも似たり寄ったりの機能、性能になりやすいのです。

 

今は”良いもの”を作るだけでは稼げない時代になっている、というのは

情報が拡散されたことによって、商品だけではクオリティによる差別化が難しくなってきているからなんですね。

 

「プロセス」を売ることで差別化しようということになり、価値が生まれることになったのです。

 

 

 

どうすれば「プロセス」に価値を乗せることができるのか

 

「プロセス」を売るならば、差別化するためにその「プロセス」に価値を乗せる必要がありますよね。

 

どうすれば、”価値”を乗せることができるのでしょうか?

 

本書では以下のように紹介されています。

 

・作り手がストーリーを込めたり、なぜやるか(Why)を示す

・ユーザーをファンにして、セカンドクリエイターとして巻き込む

 

この2つで特に重要なことが1つ目の項目です。

 

「アウトプット」では差別化が難しくなってきた現代では、差別化を図るために「Why」が重要視されるのです。

「Why」とは作り手の中にあるこだわりや哲学、なぜやるのかといったものです。

 

人間はプロセスに共感しやすい生き物なので、「Why」をさらけだすことで人々の共感性に働きかけることが可能になります。

そして、その「Why」が価値としてプロセスに乗ることにつながります。

 

その人が持っている「Why」をさらけ出すことで、その人だけの個性を表現することが可能になります。

その人のプロセスを共有することで、他の人のプロセスと一部重なるところが出てくる。

重なりが共感を生み出し、新たなファンを生み出すのです。

 

「私には何もない」と思っている方でも、今まで体験してきた様々なプロセスはその人しか持ちえないものなのです。

つまり、プロセス自体がその人の強みであるということですね。

 

 

まとめ|プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる

 

「プロセス」という、その人だけの過程を乗せて商品を作ることが、昨今の差別化が難しくなっている現状への解決策になるかもしれません。

 

インターネットの普及に伴い、同じような商品が増えてきています。

ネットショッピングをしていても似たようなものを数多くみるのではないでしょうか?

 

歴史的な背景から人間はプロセスに共感を抱く生き物です。

その人だけのプロセスが共感を呼び、新たな価値を生み出す。

 

何もないと思っている人でも、その人のこだわりで勝負することが可能だということですね。

今一度自分の今までの経験を呼び起こしてみてはいかがでしょうか?

この経験は自分だけかもしれないな、というものが出てくるかもしれませんよ。



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