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書評

公務員の仕事に向いている人・民間エンジニアに向いている人の違い

はじめに

こんにちは。てくぞうです。

「公務員と民間エンジニア、どちらが自分に合っているのだろう?」
公務員からインフラエンジニアへ転職した経験を持つ私が、よく聞かれる質問です。

実際に両方を経験して感じたのは、“向いている人のタイプが根本的に違う”ということ。

この記事では、公務員・エンジニアそれぞれにどんな人が向いているかをわかりやすく整理し、「自分に合っているのはどちらか?」を考えるヒントをご紹介します。

 

公務員に向いている人の特徴

① 安定志向で堅実に働きたい人

  • 急激な変化よりも、安定した環境で長く働きたい
  • 福利厚生や身分保障を重視したい
  • 毎月の収入が一定であることに安心を感じる

といった方は、制度と仕組みで守られた公務員の働き方がフィットします。

 

② 地域や社会に直接貢献したい人

  • 住民と接しながら地域に貢献したい
  • 子どもや高齢者、福祉、教育などに関わりたい
  • 目の前の人の「ありがとう」にやりがいを感じる

公務員は、“人と人との接点”を大切にしたい人に向いています。

 

③ チームプレーやマニュアル業務が苦にならない人

  • 組織のルールを守ることが苦ではない
  • マニュアルに沿った業務をコツコツこなせる
  • 丁寧で正確な事務作業が得意

「自分の色を出すより、全体の一部として役に立ちたい」という方にとっては、やりやすい環境です。

 

民間エンジニアに向いている人の特徴

① 変化や挑戦が好きな人

  • 成長スピードの速い環境に身を置きたい
  • 新しい技術や働き方をどんどん吸収したい
  • 変化に柔軟に対応しながら働きたい

IT業界は常に進化しているため、“変化が苦にならない人”に向いています。

 

② 自分のスキルで成果を出したい人

  • 努力や能力を正当に評価されたい
  • 専門性を磨いてキャリアアップしたい
  • 「できるようになった」がモチベーションになる

エンジニアの世界は、“やった分だけ成長・評価につながる実感”が得られる環境です。

 

③ 自律的に仕事を進めたい人

  • 自分でスケジュールを立てて動くのが好き
  • 目的に対して自分なりのやり方を考えるのが得意
  • チャット・リモートでも意思疎通できる柔軟性がある

自由度が高い反面、自分で判断する力・行動する力が求められるのがエンジニアの働き方です。

 

両方を経験して感じた“決定的な違い”

比較項目公務員民間エンジニア
主体性組織の指示に従う自分で考えて動く
評価軸年功・安定性重視成果・成長重視
働き方の柔軟性固定的(出勤・異動あり)案件や企業によって柔軟
スキル活用汎用的・広範囲専門性・深掘り型

このように、働くうえでの価値観が大きく異なるため、「自分はどちらの環境のほうが力を発揮できるか?」という視点が重要になります。

 

まとめ

どちらが良い・悪いということは一切ありません。
大切なのは、「自分に合った環境かどうか」を見極めることです。

▼ 公務員が向いている人

  • 安定志向
  • 地域貢献を大切にしたい
  • 手順に沿った業務をコツコツ続けたい

▼ 民間エンジニアが向いている人

  • 変化や挑戦が好き
  • スキルアップ・成長を重視したい
  • 自律的に仕事を進めたい

今の自分の価値観や将来のなりたい姿と照らし合わせて、「どちらの道がしっくりくるか」を考えることが、納得のいくキャリア選びにつながります。