【書評】頭がいい人の読書にはどんなポイントがあるのか?「頭がいい人の読書術」 尾藤克之
こんにちは
今回紹介する1冊は
「頭がいい人の読書術」 尾藤克之
本書は10年間毎日のように本を読み、記事にするという作業をしてきた著者が、読書術について紹介しています。
頭がいい人の読書にはどのようなポイントがあるのか?
読書をしても内容を覚えていない、あるいは集中力がなくて読書が続かないという悩みを持っている方におすすめできる本です。
この記事では本書を読んで特に参考になった点を3つ紹介します。
楽しくなければ読書じゃない
本書で一貫して言われているのは、読書は楽しまなければ意味がないということです。
「いい読書をしなければならない」と焦りながら無理して本を読んでも読書を楽しむことはできません。
では、どうすれば本を楽しく読むことができるのか?
それは、気楽に読書そのものを楽しむスタンスを持つことです。
「本を読まなければならない」などという、いわば強迫観念は切り捨てればよいのだそう。
自分のペースで楽しく本を読むことが最も大切なのです。
私自身、「熟読して内容を覚えなければ」ということを考えていました。
これだと「内容を覚える」ことに気を取られて、「読書を楽しむ」ことはできませんよね。
いままで読書を続けることができなかったのは納得です。
すべて読む必要はない
読書を始めてもすべて読むのはハードルが高くて読書が続かないという経験ありますよね。
本は最初から最後まで読むべきなのか?
結論は、本はすべて読む必要はないということです。
じゃあ、どこを読めばいいの?という疑問を持つ方もいると思います。
それは、「はじめに」「おわりに」「第1章」を読む。
この3つにはキラーコンテンツ(著者が最も伝えたいこと)が含まれるため、ここさえ読めば内容の7割をつかむことができるのです。
内容の7割をつかむことができるのならば、他は読む必要はなさそうに感じますよね。
実際、「はじめに」「おわりに」「第1章」の3つを読んでつまらなければ、途中で読むことをやめても問題ないそうです。
読書は楽しむものなので、なるべく自分が楽しめそうな本を選ぶことが大切なのだと感じました。
本を選ぶときはこの3つを見てみて面白そうなものを買えば、有意義に読書を楽しむことができそうですね。
読書はアウトプットありき
頭のいい人は本を読んで終わりにせず、アウトプットをするそうです。
本をたくさん読んでインプットしても、それをアウトプットしなければ有益な読書をしたとは言えないのです。
アウトプットできてはじめて、本の内容が自分の血となり肉となり、自分のものになります。
せっかく本を読むのだから、少しでもその知識を自分のものにしたいですよね。
それでは、アウトプットって言っても何をすればいいの?と疑問に思うことでしょう。
本書では主に3つあげられているので、さらっと紹介されています。
・本への書き込み
・人に話す
・ブログやSNSで発信する
以上の3つです。
個人的には3つ目の「ブログやSNSで発信する」が一番印象に残っています。
これは私がブログで発信するきっかけになった項目です。
自分の言葉でまとめることで脳で本の内容を整理することができ、記憶に残りやすくなるのだと感じました。
実際、インプットするだけだったものがこうしてアウトプットすることで読んだ内容が記憶に残りやすくなったと思います。
ちなみに本書では1つ目の「本への書き込み」がとくにおすすめされています。
本を読んでいる最中にすぐに書き込むことで、あなたがそのときに感じたことやインスピレーション、考え、アイデアなどを残すことができます。
あとで見返すことができるので、「あのとき自分はこんなこと思ったんだ」と思い出すことができますよね。
まとめ|「頭がいい人の読書術」
まとめ
・読書は自分のペースで楽しく行うことが大切
・キラーコンテンツが含まれている「はじめに」「おわりに」「第1章」を読む。
・アウトプットすることで読書を有益な時間にする
いままでなぜ読書をしても内容が頭に入ってこなかったり、集中力が続かなかったりすることが多かったので、今回本書を読んでみて、その原因や読書の方法を知るきっかけになりました。
読書は楽しまなければ意味がない。
何事も楽しくなければ続きませんよね。
楽しむ読書を心掛けていきたいと思います。
本書では他にも、
・どんな本でも10分で読むことができる
・3分の1リーディング
・理解力が増すテクニック
といった、頭のいい人が行う読書術についてその方法や実践法などが紹介されています。
読書に関する悩みがある方は是非、読んでみてはいかがでしょうか。