はじめに
こんにちは。てくぞうです。
未経験からインフラエンジニアに転職した1年目。
「思っていたより難しい」「地味だけど奥が深い」など、いろんなギャップに直面しました。
今回は、そんな1年目のリアルを振り返りながら、「実際に苦戦したことランキング」をご紹介します。
これから同じ道を進もうとしている方のヒントや安心材料になれば嬉しいです!
第5位:コマンド操作(Linux)に慣れるのに時間がかかった
黒い画面は最初はこわい
GUI操作に慣れていた自分にとって、Linuxの黒い画面(ターミナル)は未知の世界でした。
- cdやlsの使い方すら分からない
- viでファイルを保存できない
- sudoコマンドの権限が怖い
最初は「1つ1つの操作が不安で手が止まる」状態でした。
解決方法
- ProgateやUdemyでLinuxの基本をおさらい
- 手を動かす環境(仮想マシン)を自宅で構築
- よく使うコマンドはメモ帳にまとめて暗記
「慣れ」と「繰り返し」で、少しずつ自信がついてきました。
第4位:構成図や用語の意味が分からない
矢印だらけの図に困惑
最初のころは、
- NW構成図の見方が分からない
- L2/L3スイッチ、FW、ルータの違いがあやふや
- 機器の役割をイメージできない
という状態で、ドキュメントを読んでも頭に入ってきませんでした。
解決方法
- 簡単な構成図を手書きで写す
- CCNAやネットワークの基礎本を使って復習
- 「この機器は何のためにあるのか?」を調べてノート化
図の意味が分かるようになると、業務理解も一気に進みました。
第3位:専門用語・略語・横文字の多さ
「エビデンス?パラメータ?」何それ?
IT業界特有の言葉に苦戦する場面が非常に多かったです。
- パラメータ、エビデンス、冗長構成…
- 略語(NW、DB、OS、VM…)が多すぎる
- 文脈ごとに意味が変わる用語もある
毎日が知らない単語との戦いでした。
解決方法
- わからない単語はすぐ検索してメモ
- 同期や先輩に「この言葉、どういう意味ですか?」と遠慮せず聞く
- ChatGPTにもこっそり質問して学習
知識が増えてくると、会話の理解度がぐんと上がります。
第2位:手順書通りに作業してもエラーになる
「言われた通りにやったのに…なぜ?」
最初に戸惑ったのが、「手順通りに進めているのにうまくいかない」という現象でした。
- 記載されていない前提設定が抜けていた
- OSバージョンの違いで動作不良
- 環境によってコマンドの出力が微妙に違う
「エンジニアは“例外処理”の連続だ」と実感しました。
解決方法
- 失敗時のエラーメッセージを必ず記録
- 成功例と失敗例の差を自分なりにメモ
- うまくいったときに“なぜ成功したか”を振り返る
ただ作業するだけでなく、考えて試す姿勢が重要だと感じました。
第1位:わからないことを「質問する勇気」がなかった
聞きたいけど…迷惑じゃないかな?
1年目で一番苦戦したのは、実は技術ではなく「気持ちの壁」でした。
- 質問していいタイミングが分からない
- 「何も分かってないやつ」と思われたくない
- 一度説明された内容をまた聞くのが申し訳ない
結果、1人で抱え込んで空回りする日々が続いてしまいました。
解決方法
- 自分で調べたうえで「ここまでやったが分からなかった」と添えて聞く
- 質問の意図を伝える:「確認したい」「解釈が合っているか知りたい」など
- 小さな雑談から先輩と関係を築いておく
「質問=前向きな姿勢」と捉えられるようになってから、仕事が一気に楽になりました。
まとめ
インフラエンジニア1年目は、以下のように技術以外の面でもたくさんの壁にぶつかります。
- 専門知識
- 現場のルール
- 気持ちの葛藤
でも、それらは「乗り越えたからこそ、今に繋がっている」と感じる経験でもあります。
もし今、同じように苦しんでいる方がいれば、「苦戦は悪いことじゃない。全部“成長中”の証」と伝えたいです。
焦らず、一歩ずついきましょう!