はじめに
こんにちは。てくぞうです。
IT業界では、「英語ができると有利」とよく言われます。
とはいえ、文系出身・英語が苦手というエンジニアも少なくありません。
私自身も、英語が得意とは言えないところからスタートしました。
それでも、少しずつ読み書きの力をつけることで、仕事の幅は確実に広がりました。
今回は、「英語ゼロからでも大丈夫!」を前提に、ITエンジニア向けの実用的な英語勉強法をご紹介します。
まずは「なぜ英語が必要か?」を明確にする
(1)公式ドキュメントはほぼ英語
- AWSの仕様変更
- OSS(オープンソース)の導入手順
- GitHub上のREADMEファイル
など、最も新しく正確な情報は英語で書かれていることがほとんどです。
(2)英語で調べられると解決が速い
日本語の情報だけでは限界があることも。
「英語で検索できる」だけで、対応力や調査力が大きくアップします。
(3)将来的なキャリアの選択肢が広がる
外資系やグローバル案件への参加も、「英語を避けない姿勢」があるだけで道が開けます。
英語アレルギーをなくす勉強法
(1)毎日1単語でもOK!IT用語に慣れる
「いきなり英語のニュースを読む」ではなく、IT用語に少しずつ慣れていくことが大切です。
deploy(デプロイ)=ソフトを配置・公開する
repository(リポジトリ)=コードの保管場所
patch(パッチ)=不具合修正の更新
など、日々の業務に関係ある英単語を覚えることで、英語の抵抗感が減っていきます。
(2)技術記事の英語タイトルを和訳してみる
いきなり全文読むのではなく、
- QiitaやGitHubの記事タイトル
- YouTubeの技術解説動画の見出し
- 公式ドキュメントの見出し
など、短くて意味が取りやすい部分だけを訳すのがコツです。
「理解できた!」という小さな成功体験が継続につながります。
(3)翻訳ツールを味方につける
Google翻訳やDeepLなど、今は非常に精度の高い翻訳ツールが充実しています。
- 最初から完璧に読もうとせず、翻訳を使って全体像を掴む
- 対訳を見比べて、英語の構造に慣れていく
という使い方が、初心者でも無理なく続けられる方法です。
エンジニアにおすすめの英語学習習慣
(1)技術系YouTubeやPodcastで耳を慣らす
英語の発音やテンポに慣れるためには、「ながら聞き」で少しずつ耳を慣らすのが効果的です。
- YouTubeの「Tech World」「Traversy Media」など
- 英語のPodcast(Tech Stuff、Syntaxなど)
字幕をONにして聞き流すだけでも、徐々にリスニング耐性がついてきます。
(2)英語の公式ドキュメントに触れてみる
たとえば、
- AWS公式ドキュメント
- GitHubのREADME
- Docker公式ガイド
など、自分の仕事に関係のあるものから挑戦してみましょう。
「見たことある単語が増える」だけでも効果ありです。
(3)英語のコードコメントや変数名を読み取る
プログラムの中にある、
- 関数名(
getUserData()
) - コメント(
// fetch data from API
) - エラーメッセージ(
Invalid input
)
など、コードに出てくる英語に注目するのも立派な学習です。
「これはこういう意味か」と訳すクセをつけるだけでも、英語の理解が深まります。
まとめ
英語ゼロの状態からでも、少しずつ習慣をつけることで、エンジニアに必要な英語力は確実に身につきます。
ポイントは以下の通りです。
- 完璧を目指さず「意味が分かればOK」で進める
- ITに関連する英語からスタートする
- 翻訳ツールやYouTubeなども積極的に活用する
英語力がつくことで、以下のような大きなメリットがあります。
- より早く正確な情報にたどり着ける
- 技術的な選択肢が増える
- キャリアの幅が広がる
英語アレルギーのままで終わらせず、「できる範囲から少しずつ」を合言葉に、ぜひ挑戦してみてください!