はじめに
こんにちは。てくぞうです。
「インフラエンジニアになりたいけど、未経験からだと何をするの?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。
インフラエンジニアは、サーバーやネットワークといったITの土台を支える重要なポジションです。
ただ、未経験スタートの場合、いきなり設計や構築を任されることはほぼありません。
今回は、未経験インフラエンジニアが最初に経験する仕事について、具体的にご紹介します。
未経験インフラエンジニアの主な最初の仕事
(1)運用・保守業務
もっともスタンダードなのが、既存システムの運用・保守です。
- サーバーやネットワーク機器の稼働状況を監視
- 異常アラートが出たときの一次対応
- 定期的なパッチ適用やメンテナンス作業
日々システムを安定稼働させるための、「守りの仕事」がメインになります。
【ポイント】
地味に見えるかもしれませんが、ここでインフラの基礎知識や障害対応の流れを実地で学ぶことができます。
(2)マニュアル作成・ドキュメント整備
意外と多いのが、手順書やマニュアルの作成補助です。
- 監視手順書
- サーバー構築手順
- 障害対応フロー
など、ドキュメント類を整える仕事を任されることもあります。
【ポイント】
手順を理解しながら文書化することで、自然とシステムの構成や運用方法が頭に入ってきます。
(3)ヘルプデスク・問い合わせ対応
社内SEや運用部門の一員として、ユーザーからの問い合わせ対応を担当するケースもあります。
- パスワードリセット
- プリンタ・ネットワークトラブルの初期対応
- ソフトウェアインストールのサポート
こうした業務を通じて、現場のリアルな課題や、システムと人の関係性を学べます。
(4)簡単な構築補助作業
配属先によっては、先輩エンジニアのサポート役として、構築作業の一部を担当することもあります。
- ケーブル配線作業
- ネットワーク機器の初期設定
- サーバーへの基本ソフトウェアインストール
いきなり難しいことは求められませんが、実機に触れるチャンスがあれば積極的に経験を積みましょう。
未経験スタートで意識しておきたいこと
基本用語・コマンドに慣れておく
- サーバー、クライアント
- IPアドレス、サブネットマスク
- ping、tracert、nslookup
こうした基礎用語・基本コマンドに日常的に触れておくことが、成長スピードを大きく左右します。
少しずつでも、調べながら覚えていきましょう。
先輩の指示を素直に聞き、メモを取る
未経験者にとって一番大事なのは、
- わからないことを素直に聞く
- 指示を受けたら必ずメモを取る
ことです。
分かったフリをすると、後々もっと大きなミスにつながりかねません。
聞く・確認する・復習する、を習慣化しましょう。
「なぜこの作業をするのか」を意識する
運用・保守作業はルーチンワークに見えますが、その裏には必ず「なぜ必要なのか」という理由があります。
- どうしてこの監視項目が必要なのか?
- なぜこの順番で作業するのか?
背景を意識して業務に取り組むことで、理解度と成長スピードが大きく変わります。
まとめ
未経験からインフラエンジニアになると、最初に担当するのは次のような仕事です。
- サーバー・ネットワークの運用保守
- 手順書・マニュアル作成
- ヘルプデスク・問い合わせ対応
- 簡単な構築補助作業
地道な作業が中心ですが、ここでインフラの基本をしっかり身につけることが、将来の設計・構築エンジニアへのステップアップに直結します。
焦らず、着実に、一つ一つの経験を大切に積み重ねていきましょう!