勉強しても全然成果がでない!原因と効率の良い勉強法
こんにちは。
毎日勉強しているのに全然成果が出ない!と悩んではいませんか?
勉強をしているのに成果がでないと自信がなくなってしまいますよね。
もしかすると勉強の仕方に原因があるのかもしれません。
どこに原因があるのか突き止めることができれば、勉強方法を改善することが可能です。
今回は勉強をしているのになかなか成果がでないという方に向けて、勉強をしても身につかない原因と効率の良い勉強方法について私の経験も交えて紹介します。
勉強をしても身につかない原因
勉強をしても身につかない原因にはどんなものがあるのでしょうか?
今回紹介する原因は以下のものです。
・勉強をした気になっている
・復習ができていない
・寝る時間を削って勉強をしている
・ながら勉強をしている
それでは順番に説明していきます。
勉強をした気になっている
「今日は何時間勉強したわ~」
こんなセリフよく聞くまたは言ってしまうのではないでしょうか?
何を勉強するのかを重視しないで、何時間勉強したかを重視している方に見られることの一つです。
大事なのは”何時間勉強するか”よりも”何をするか”です。
長時間の勉強で勉強をした気になっているだけで実際には何を勉強したのかあまり思い出せないことが多いのではないでしょうか。
長時間勉強して満足していても質の高い勉強とは言えません。
とはいえ、周りの人から勉強時間について聞いた時に案外ほかの人が勉強していて焦った経験をした方もいると思います。
しかし、焦る必要はありません。
勉強は量より質です。
どんな勉強をすれば知識が身につくのか、深い学びになるのかを自分なりに考えて勉強することが大切なのです。
復習ができていない
復習は大切な要素の一つだと言えます。
テストの後に復習していますか?
テストをやって、点数に満足・不満を持つだけでは次につながりません。
どうして間違えたのが復習を行うことで次に同じ問題が来たとしても間違える確率は減ってくるでしょう。
少し科学的な話をすると、脳は思い出す活動を通して記憶を定着させていきます。
復習をおろそかにしていたり、そもそもしていなかったりすると勉強したことが記憶として定着しにくくなってしまうでしょう。
「エビングハウスの忘却曲線」というものがあって、人間は一日覚えたことの約66%を忘れてしまいます。
記憶は「短期記憶」と「長期記憶」に分類され、「短期記憶」にある情報は一時的に蓄えられているだけで30日以内には忘れてしまうのです。
そのため、復習によりインプットを増やすことで「長期記憶」にうつすことができるんですね。
寝る時間を削って勉強をしている
睡眠も記憶の定着に必要不可欠な要素の一つです。
人間は寝ている間にも記憶の定着が行われます。
勉強の時間が足りなくて徹夜をする人が身近にいたことはありませんか?
”徹夜”は勉強をして記憶を定着させるうえで絶対にしてはいけない行為なのです。
記憶は脳の「海馬」に蓄積されていくのですが、睡眠により蓄積された記憶が海馬から大脳皮質に情報が移動して記憶が定着していくのです。
そのため、睡眠は記憶にとって欠かせないものなのです。
ながら勉強をしている
勉強をするときにテレビを見”ながら”またはスマホを触り”ながら”してはいませんか?
ながら勉強は勉強ではなく、もう一方の方に意識が向きがちになってしまいます。
そのため、勉強はしているけど身についていないということが起こってしまうのです。
いわゆるマルチタスクになってしまい、脳への負担がかえって大きくなってしまうのでなるべくながら勉強は避けた方がいいでしょう。
また、勉強中に音楽を流すことも勉強の効率に関わってきます。
勉強の効率が著しく下がるという研究結果が多数出ているくらいです。
どうしても勉強に集中できないという方は勉強の開始前の10分間だけ音楽を流すという方法がおすすめですよ。
勉強開始前に音楽を流すことで自分のテンションを上げることになり、勉強効率がアップします。
上手く、音楽を活用しましょう。
効率の良い勉強方法
ここまでは勉強しても身につかない原因を説明してきました。
それでは、学びの深まる効率のよい勉強法はどんなものがあるのでしょうか?
今回は以下の勉強法を紹介します。
・内容を理解する
・睡眠時間、休憩時間をきちんととる
・問題集・テキストは一つに絞る
・アウトプットを行う
・目標を立てる
・日数をあけて反復学習を行う
それでは、順番に説明していきます。
内容を理解する
何を当たり前のことを言ってるんだと思われる方もいることでしょう。
勉強をして「この内容は問題なさそうだ」と思い、内容を理解している気になってはいませんか?
また、理解は後でできればいいやとあとまわしにしてはいませんか?
内容を理解して結びつけられるようになると記憶を思い出しやすくなり、勉強の効率が上がります。
内容を理解することは当たり前のことですが、実はとても重要なことなのです。
遠回りかもしれませんが、”その都度理解をする”ことは意外と勉強を効率的に行うための近道になりうるのです。
では、何が出来たらその内容を理解できているのか?
その基準は「人に説明できる」ことです。
人に説明できるということは少なくとも、学んだ内容を自分の言葉で言い換えられるくらい理解できているということです。
また、後々説明しますが誰かに説明することでさらに学んだ内容の理解を深めることができますよ。
睡眠時間、休憩時間をきちんととる
睡眠時間については勉強をしても身につかない原因の部分で触れてきました。
ざっとおさらいすると、記憶の定着は寝ている間に行われるので睡眠時間を削って勉強をすることは実は記憶の定着に悪影響であるということですね。
休憩時間に関しても十分に必要で、脳の疲労回復を図ることを目的としています。
勉強は十数時間と長いことすることが大切なのではなく、1時間ごとくらいに区切って間に休憩時間を取り入れながら勉強する方が効率的なのです。
何時間もぶっ続けで勉強をしても脳の疲労が増えていき記憶の定着に支障が出てきてしまうので、適度に休憩時間を取りましょう。
目安としては1時間勉強して15分休憩を取ることをおすすめします。
問題集・テキストは一つに絞る
読書などでの知識の定着には複数の書籍を読む必要がありますが、勉強は複数の問題集・テキストに頼る必要はありません。
これは私自身の経験談になるのですが、参考書や問題集だけたくさん買っていました。
結局、そのほとんどを活用できずに本棚で眠りについてしまっていました。
たくさん買っただけで勉強をしている気になってしまっていたのですね。
複数の参考書を持っていても活用できなければ全く意味がありません。
また、複数の参考書を持っていてもだいたい同じことが書いてあるのでかなりお金の無駄だったりします。
参考書をたくさん買うよりは一つの参考書に絞って、他の参考書を買うお金で模擬試験などを受けることを推奨します。
基本的に書いてある内容はテイストは違えど、ほとんど同じです。
他の参考書も使ってみたいと思う方はまずは1つの参考書を完璧にするところから始めてみてください。
もうこの参考書から学ぶことはないとおもったら別の参考書を使うという方法をおすすめします。
アウトプットを行う
アウトプットは記憶を定着させるうえでかなり効果的です。
学生時代を思い出してみてください。
授業中によく隣同士で教え合いをするように先生から指示されたことはありませんでしたか?
なんでこんなことを先生はさせていたのでしょうか?
教え合いは記憶の定着に有効だからです。
教え合いは覚えたことを自分の言葉で友達に説明することなのですが、「自分の言葉で」説明することがポイントです。
自分の言葉にする過程で一度学んだことを自分の頭を使って思い出しているんですね。
この「思い出す」ことが記憶の定着には必要不可欠です。
教科書等の読み直しよりも学んだことを自分で思い出す勉強をした方が記憶の定着率が上昇するという研究もあるくらいです。
そのため勉強したことを定着させたかったら、友達と教え合いをしてアウトプットすることをおすすめします。
教えることで何を学んだか「思い出す」ことができ、逆に教えてもらうことでそれをさらに理解して記憶として定着させることもできるので一石二鳥ですよ。
目標を立てる
目標を立てることはモチベーションを保つために必要です。
モチベーションの維持は大切で勉強をするための動機の一つになります。
目標なしに勉強をすることはゴールのないマラソンをするようなものです。
いずれ、疲れ果ててしまい走ることを辞めてしまうでしょう。
では、どんな目標を立てるとモチベーションを維持できるのでしょうか?
テストで良い点数をとることでしょうか。
あるいは、たくさん勉強したら自分にご褒美を与えることなのでしょうか。
どちらもあまり良い目標とは言えません。
ご褒美を与えたり、罰を与えることは「やらされている」感が出てしまい、実はモチベーションが上がらないのです。
両親や学校の先生から「勉強しなさい」と言われても勉強をしないですよね。
人間は”やれ”と言われたことはやりたくなる生き物です。
目標を立てる上では自発的に「している」感じを出すことが大切なのです。
勉強をしてどんなことができるようになっているのかを想像してみてください。
具体的に自分の意志で「している」ような目標を立てることでモチベーション維持を保ち、勉強の効率を上げることができるのです。
日数をあけて反復学習を行う
アウトプットのところでも出てきましたが、効果的な勉強には「思い出す」行為が必要になってきます。
そのため、反復学習を行うのです。
少し科学的な話をします。
学習したことは一時的に脳の「海馬」というところに保管されます。
これが「短期記憶」として30日は保存されます。
つまり、復習をしないと30日で覚えたことを忘れてしまうのです。
反復学習を行うことで「短期記憶」から「長期記憶」に移行させることができるのです。
覚えたことを何度も思い出し、繰り返し同じ情報を脳に記憶させ、「長期記憶」にうつして定着させます。
覚えたことを忘れないためにも、”反復学習”は効率的な学習を行う上で必要な要素の一つと言えるのですね。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回は勉強をしても身につかない原因と効率の良い勉強方法について解説しました。
勉強をしても身につかないのは勉強が無駄になっている感じがして嫌ですよね。
勉強しても成績が伸びない!という悩みを持っているということは勉強をした上で悩んでいるということです。
これは勉強をしていない人よりも大きな一歩を踏み出しています。
少しでも勉強を継続することが何よりも大切です。
その上で今回紹介してきたことを頭に入れて勉強をしていただければと思います。