20代エンジニアが最初に作るべきキャリアの軸
はじめに
こんにちは。てくぞうです。
20代でITエンジニアとして働き始めると、考えることが一気に増えます。
- このまま今の会社で経験を積むべきか
- 転職した方が年収は上がるのか
- 資格は何を取ればいいのか
- インフラ、クラウド、開発のどれに進むべきか
- 今の仕事は将来につながっているのか
- 周りと比べて成長が遅いのではないか
このような不安を感じる人は多いと思います。
私自身も、地方で社会人経験を積んだ後、公務員からITエンジニアへ転職しました。
未経験からIT業界に入った頃は、目の前の仕事や資格勉強で精一杯で、
「自分はどんなエンジニアを目指したいのか」
を深く考えられていなかった時期があります。
しかし、エンジニアとして働く中で感じたのは、早い段階でキャリアの軸を持っておくことの大切さです。
キャリアの軸がないと、求人票、資格、年収、働き方などを見ても、何を基準に選べばよいか分からなくなります。
今回は、20代エンジニアが最初に作るべきキャリアの軸について、実体験も交えながらまとめます。
※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。
1. キャリアの軸とは何か
迷ったときの判断基準
キャリアの軸とは、簡単に言うと、仕事や転職で迷ったときの判断基準です。
たとえば、
- 技術を深めたい
- 年収を上げたい
- 働き方を安定させたい
- クラウドに関わりたい
- 上流工程に進みたい
- 人の役に立つ仕事がしたい
- 地方でも働けるスキルを身につけたい
といったものです。
キャリアの軸があると、求人や資格を選ぶときに迷いにくくなります。
逆に軸がないと、その時々で目についた情報に流されやすくなります。
軸は最初から完璧でなくていい
ただし、最初から完璧なキャリアプランを作る必要はありません。
20代のうちは、まだ経験していない仕事も多く、自分に何が合うのか分からないこともあります。
そのため、最初の軸はざっくりで大丈夫です。
たとえば、
「まずはインフラの基礎を身につけたい」
「将来的にクラウドに関わりたい」
「技術を学びながら年収も上げたい」
「無理なく長く働ける環境を選びたい」
このくらいでも十分です。
大切なのは、何となく流されるのではなく、自分なりの方向性を持つことです。
2. 20代でキャリアの軸を作る意味
20代は選択肢が多い分、迷いやすい
20代は、キャリアの選択肢が多い時期です。
未経験からIT業界に入った人であれば、
- インフラを続ける
- 開発へ進む
- クラウドを学ぶ
- セキュリティに興味を持つ
- 資格取得を進める
- 転職で環境を変える
- ブログや副業に挑戦する
など、さまざまな道が見えてきます。
選択肢が多いことは良いことです。
しかし、軸がないままだと、
「どれも大事そう」
「何から始めればいいか分からない」
となりやすいです。
軸があると行動に優先順位がつく
キャリアの軸があると、やるべきことの優先順位が決めやすくなります。
たとえば、将来的にクラウドエンジニアを目指したいなら、ネットワークやLinux、クラウド基礎の学習に力を入れる理由ができます。
インフラエンジニアとして経験を積みたいなら、求人を見るときに「技術に触れられる業務か」「運用から構築へ進めるか」を確認できます。
年収を上げたいなら、今の会社で経験を積むべきか、転職市場で評価されるスキルを学ぶべきかを考えられます。
軸があることで、資格や転職活動もただの作業ではなく、将来につながる行動になります。
関連記事:資格取得と投資、どちらを優先するべきか?
3. 最初に考えたい軸は「何を身につけたいか」
20代はスキルの土台作りが大切
20代エンジニアが最初に考えたい軸は、何を身につけたいかです。
もちろん年収や働き方も大切です。
しかし、20代のうちは、今後のキャリアにつながるスキルを身につけることがかなり重要だと感じています。
たとえば、インフラ系であれば、
- ネットワーク
- Linux
- サーバー
- クラウド
- セキュリティ
- 監視・運用
- 設計書や手順書の読み方
などがあります。
こうした基礎があると、将来的にクラウドや上流工程へ進むときにも役立ちます。
目の前の仕事が将来につながるかを見る
未経験からIT業界に入ると、最初は地道な業務から始まることもあります。
運用監視、保守、ヘルプデスク、キッティングなどです。
ここで大切なのは、
その仕事が将来のスキルにつながっているかを見ることです。
たとえば、運用監視でも、アラート対応やログ確認、障害対応の流れを学べるなら、インフラの基礎につながります。
ヘルプデスクでも、問い合わせ対応や原因切り分け、システム理解につながる場合があります。
逆に、何年経っても技術に触れられず、キャリアパスも見えない場合は、見直しが必要かもしれません。
4. 年収だけを軸にしすぎない
年収は大切だが、それだけでは判断できない
20代で転職を考えるとき、年収はとても気になります。
今より収入を上げたいと思うのは自然なことです。
私自身も、転職を考える中で年収や将来の収入は気になりました。
ただし、年収だけを軸にして会社を選ぶと、入社後に後悔することがあります。
たとえば、
- 残業が多い
- 夜勤やシフト勤務が合わない
- 仕事内容が希望と違う
- スキルが伸びにくい
- 通勤時間が長い
- 相談できる環境がない
という場合です。
年収が上がっても、働き方や仕事内容が合わなければ、長く続けるのは難しくなります。
「稼げる力」を育てる視点も大切
年収を上げたいなら、短期的な給与だけでなく、長期的に稼げる力を育てる視点も大切です。
たとえば、
- 実務経験を積む
- 資格を取得する
- クラウドを学ぶ
- 設計や構築に挑戦する
- ドキュメント作成力を磨く
- 顧客対応や調整力を身につける
こうした積み重ねが、将来的な年収アップにつながる可能性があります。
目先の年収だけでなく、
数年後に市場価値が上がる経験かという視点を持つことが大切です。
5. 働き方の軸も考える
長く続けられる環境か
キャリアの軸を考えるときは、スキルや年収だけでなく、働き方も重要です。
どれだけ成長できる仕事でも、体調を崩したり、生活が苦しくなったりすると続けるのが難しくなります。
確認したいのは、
- 残業時間
- 夜勤の有無
- 通勤時間
- リモートワークの有無
- 休日の取りやすさ
- 勉強時間を確保できるか
- 人間関係や相談しやすさ
などです。
特に20代は、仕事だけでなく資格学習や将来の準備にも時間を使いたい時期です。
働き方が合わないと、学習を続ける余裕がなくなることもあります。
自分に合う働き方は人によって違う
働き方の正解は人によって違います。
夜勤が合う人もいれば、日勤中心の方が合う人もいます。
リモートワークが向いている人もいれば、出社して周囲に質問しながら学ぶ方が合う人もいます。
大切なのは、世間一般の良い条件ではなく、自分が無理なく続けられる条件を考えることです。
たとえば、
「年収よりも生活リズムを重視したい」
「最初は出社でも、質問しやすい環境を選びたい」
「通勤時間を減らして勉強時間を確保したい」
といった考え方も立派な軸になります。
6. 「誰と働きたいか」も軸になる
人間関係はキャリアに影響する
キャリアというと、スキルや年収、職種に目が向きがちです。
しかし、実際に働くうえでは、人間関係も大きな要素です。
特に未経験からIT業界に入る場合、
- 分からないことを質問できるか
- 相談できる先輩がいるか
- チームで情報共有できるか
- ミスを責めるより改善を考える文化があるか
- 学習を応援してくれる雰囲気があるか
はかなり大切です。
私自身も、転職後に人間関係や相談しやすさの大切さを感じる場面がありました。
孤独を感じる環境では、学習や仕事への不安も大きくなりやすいです。
成長できる人間関係を選ぶ
20代のうちは、周囲の環境から受ける影響も大きいです。
- 技術を学び続けている人がいる
- 資格取得に前向きな人がいる
- 分からないことを教えてくれる人がいる
- キャリアについて相談できる人がいる
- 自分も頑張ろうと思える環境がある
このような職場は、成長しやすい環境だと思います。
求人票だけで人間関係を完全に見抜くことはできません。
しかし、面接での雰囲気や、未経験者へのフォロー体制、定期面談の有無などから、ある程度確認することはできます。
関連記事:転職後の「孤独」をどう乗り越えたか【人間関係の築き方】
7. キャリアの軸は変わってもいい
最初に決めた軸に縛られすぎない
キャリアの軸は、一度決めたら一生変えてはいけないものではありません。
むしろ、経験を積む中で変わるのが自然です。
最初はインフラに興味があったけれど、クラウドに関心が強くなることもあります。
技術を深めたいと思っていたけれど、マネジメントや顧客調整に興味が出ることもあります。
年収を重視していたけれど、働き方や健康を重視するようになることもあります。
20代のうちは、実際に働きながら軸を更新していく時期でもあります。
定期的に見直す
おすすめは、半年や1年ごとにキャリアの軸を見直すことです。
たとえば、
- 今の仕事で何を学べているか
- できるようになったことは何か
- 逆に物足りないことは何か
- 次に身につけたいスキルは何か
- 今の働き方は自分に合っているか
- 数年後にどうなっていたいか
を整理します。
こうして定期的に振り返ることで、何となく働き続ける状態を避けやすくなります。
キャリアの軸は、固定するものではなく、経験に合わせて育てていくものだと思います。
8. 一人で軸を作れないときは相談する
自分だけで考えると視野が狭くなる
キャリアの軸を作ろうとしても、一人ではなかなか整理できないことがあります。
特に20代や未経験からIT業界に入ったばかりの人は、まだ業界全体の選択肢が見えていないこともあります。
- 自分に合う職種が分からない
- 今の経験が将来につながるのか不安
- どの資格を取るべきか迷う
- 転職すべきか、今の会社で経験を積むべきか分からない
- 年収と働き方のどちらを優先すべきか迷う
こうした悩みは、一人で抱え込むと答えが出にくいです。
まとめ
20代エンジニアにとって、キャリアの軸を作ることはとても大切です。
軸があると、転職、資格、学習、働き方、お金の使い方を判断しやすくなります。
今回のポイントをまとめると、
- キャリアの軸は迷ったときの判断基準
- 20代は選択肢が多い分、軸があると動きやすい
- 最初は「何を身につけたいか」から考える
- 年収だけを軸にしすぎない
- 働き方の軸も考える
- 誰と働きたいかも大切な軸になる
- キャリアの軸は変わってもいい
- 一人で整理できないときは相談する
ということです。
キャリアの軸は、立派な言葉である必要はありません。
「インフラの基礎を身につけたい」
「クラウドに関われるようになりたい」
「無理なく働きながら勉強を続けたい」
「数年後に年収アップできる経験を積みたい」
このような素直な考えで十分です。
まずは、今の自分が何を大切にしたいのかを書き出してみてください。
- 身につけたいスキル
- 避けたい働き方
- 伸ばしたい強み
- 目指したい職種
- 大切にしたい生活リズム
- 将来不安に感じていること
これらを整理するだけでも、自分の方向性は少しずつ見えてきます。
20代のキャリアは、まだ途中です。
最初から正解を選ぼうとしなくて大丈夫です。
大切なのは、何となく流されるのではなく、自分なりの軸を持って一歩ずつ進むことです。

